アトピー性皮膚炎で悩む村上佳菜子が亀田製菓の研究に直撃!
『植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)』がもたらす驚きのアトピー改善効果とは?

 

亀田製菓広報 片桐保さん

亀田製菓株式会社
経営企画部
広報・IRチーム
マネージャー
片桐 保さん

亀田製菓といえば、亀田の柿の種やハッピーターンなどの「お米由来のお菓子!」というイメージで永く親しまれております。今年で設立62年目を迎え、「お米のエキスパート」としてますます成長する亀田製菓ですが、実は「植物性乳酸菌の研究」でも20年以上の歴史があるのをご存じでしょうか。本業はやはり米菓製造なのですが、原料であるお米を乳酸菌で発酵させて、何か健康にいい機能がないかな? と研究しているときに、たまたま、“とある植物性乳酸菌”に出会ってしまったんです。それが1998年の頃。当時は、その“とある植物性乳酸菌”の機能を研究するようなことはほとんどされてなかったので、未知な可能性を感じて研究に着手したんですね。でも、まさかそれが、「あんなにもすごい乳酸菌だった」なんて、我々も思わなかったんです…!

企業情報 ▼

  • 亀田製菓は設立62年目を迎える老舗大手企業。国内米菓市場でのシェアは約30%。
    製品は亀田の柿の種、ハッピーターン、ぽたぽた焼、ソフトサラダ、ハイハインなど、全国で愛されているものが多数。
  • 1946年創業、創業者は「古泉 榮治」。スタート時は米菓製造ではなく水飴業。
    「男性はどぶろく、お酒で気晴らしができるが、女性や子供は楽しめるものがない。なにか生活に喜びと潤いを届けたい」といった想いから創業に至る。
  • 現在では日本国内だけでなく海外にも米菓やライスクラッカーを展開。研究分野にも力を入れる。
お米研究所 ヘルスケア研究開発チーム 研究員 井口真理子さん

【亀田製菓 お米研究所 研究員】

井口真理子さん
(お米研究所 ヘルスケア研究開発チーム 研究員)

今回の研究について、村上さんからのインタビューに答えてくれた亀田製菓研究員。お客様に対する熱い想いを持ちながら日々研究を続けており、アトピー性皮膚炎・アレルギーの人にとって 本当にいいものを届けたいと考えている。

村上佳菜子さん

【レポーター】

村上佳菜子さん
(プロフィギュアスケーター)

自らは幼少期からつらいアトピーに悩んできた。
肌は人に見せるのがつらくなるほどボロボロで、掻き傷や跡、またケロイドのように肌が痛み、腫れることも多かった。
かゆみがひどく、それらの傷が治る前にまた掻き壊してしまう、ということを繰り返してきた。夜も猛烈なかゆみで眠れず、 眠った後も無意識に体を掻いて、朝起きるとひどい状態でショックを受ける…ということも珍しくなかった。
特に現役時代は心身ともに負担が大きいことも多々あり、肌を見せる衣装を諦めるなど、人知れずつらい想いと戦ってきている。
引退後は自身のアトピー改善のためにいろいろなことに取り組み、また同時に、自分と同じようにアトピーで悩んでいる人に情報を届け、 夢や希望を持ってもらいたいと考えている。

※写真は現役時・幼少期のもの(タップして拡大)

アトピー性皮膚炎ってどうして起きるんですか?

村上亀田製菓さんが「アトピー性皮膚炎を改善する乳酸菌の研究」もしていると聞いて、今日はすごく興味深々で来ました! よろしくお願いいたします!

井口研究員の井口です。本日はよろしくお願いいたします。

村上さっそくなのですが、実は、わたしは長年アトピーに悩んできていて…。乳酸菌がアトピーに効くという話はたびたび耳にしているのですが、どうしてなのかを教えていただけますか?

井口はい。それではまず、なぜアトピーやアレルギーが起きてしまうのかを簡単にご説明します。
アトピーやアレルギーの発症には、実は免疫細胞のバランスが関係しているんです。こちらを見てください。

これらはヒトの免疫細胞だと思ってください。2つの免疫細胞、Th1細胞とTh2細胞というのですが、これらがバランスよく働くということがすごく重要になってくるんです。
この2つには、それぞれ異なった役割があります。Th1は細胞内病原体、そしてTh2は細胞外微生物などにそれぞれ反応します。

もし、このバランスが偏ってしまい、Th2だけが過剰に働くようになると、アトピー性皮膚炎や花粉症など、いわゆる「アレルギー症状」というものが起きやすくなる人が出てきます。

村上つまりアトピー性皮膚炎である私の中では、このTh2が強いということなんですか?

井口はい。一般的にそう言われています。そして、バランスがTh2に偏ると、アレルギー検査などで聞いたことあるかもしれませんが、「IgE」という抗体が多く作られるんです。 =抗体産生)

村上聞いたことあります! たしか、血液検査とかで濃度を調べたりするような?

井口はい。IgEはアレルギー反応に深く関わっていると考えられていて、アトピー性皮膚炎の場合、血中のIgEは高い人が多いです。そのIgE抗体が「マスト細胞」という細胞をとりまき、くっつくと、アレルギーが発症する準備が整ってしまうんです。

さらにそこへ、花粉やハウスダスト、ダニなどの「アレルゲン」が入ってくると、そのIgE抗体とくっついちゃうんですね。すると、それが引き金となって、マスト細胞内に詰まっていた大量の「ヒスタミン」というものが外に放出されてしまうんです。

「ヒスタミン」というのは、いわば「アレルギーのもととなる爆弾」。それが大量に爆発して外に出ていくようなイメージですね。かゆみとか炎症とかを引き起こすものがブワッと放出されますので、それによって、アレルギーが発症すると考えられています。

アレルギー発症のメカニズム

アレルギー発症のメカニズム

村上アレルギーの要素が詰まっているところが爆発って…なんだか聞いただけでかゆそう。
アレルギーって言葉はよく使っちゃうけど、反応のメカニズムについてはあまり考えてこなかったな…。こんな風になっていたんですね。

アトピー性皮膚炎に効果がある乳酸菌研究について教えてください

井口私達は20年以上前から植物性乳酸菌の研究をはじめました。それは、植物性乳酸菌の機能性は未知の部分が大きかったからです。

亀田製菓がストックしている乳酸菌の「株(かぶ)」の種類はぜんぶで300株ほど。その中から「Th2を抑え、Th1を活性化する」乳酸菌を求めて、さまざまな試験を行いました。そして、300株の候補から30株に絞り、最終的には3株を選抜しました。

村上Th1を活性化してくれるという上位3つですね?

井口はい。そのトップ3を使って、マウスの試験をしました。3つをそれぞれ28日間食べさせて、血中のIgE抗体の量を測っていきました。そこで最もIgE抗体の 産生を抑えたのが…植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)だったんです!!

研究員井口さん

植物性ラクトバチルス乳酸菌がアレルギーを抑制する!

植物性ラクトバチルス乳酸菌がアレルギーを抑制する!

村上植物性ラクトバチルス乳酸菌ってすごい…。
そんなにたくさんの中から何度も比較検討して、ようやく得られた研究成果なんですね!

井口はい。数多くの乳酸菌株の中から選んだからこそ、自信をもっておすすめできる乳酸菌になります。

村上その中を勝ち進んで1位になった乳酸菌ということは、相当にすごいものなんですね…。

井口実はこの植物性ラクトバチルス乳酸菌、酒粕由来の乳酸菌」なんです。

井口実はこの植物性ラクトバチルス乳酸菌、酒粕由来の乳酸菌」なんです。

村上酒粕? いろいろなお料理にも使える、あの酒粕ですか? 昔からあるイメージですが…

井口その通りです!酒粕は、食経験の長い安全な食品です。そういう、古くから食べられてきた安全な食品から乳酸菌を選抜しているところも大きなポイントなんですよ。

まとめNOTE

  • 植物性ラクトバチルス乳酸菌は、およそ300株の中からTh1/Th2バランスの改善が見込める株として見事選び抜かれた、1位の乳酸菌。
  • 免疫細胞であるTh1細胞とTh2細胞のバランスが崩れることが、アレルギー発症の一因となる。
  • バランスがTh2細胞に偏ると、結果として「IgE」という抗体が過剰に作り出される。
  • アトピー性皮膚炎の場合、血中のIgEが高い人が多い。
  • マスト細胞の表面に付着したIgE抗体は、アレルゲン(花粉やハウスダスト)と結合する。それによって、マスト細胞のなかに詰まっていたヒスタミンが外に放出。アレルギーの症状が発症する。
  • 亀田製菓はTh2を抑え、Th1を活性化する乳酸菌を多くの中から選びぬいた。
  • そこで最も効果が高かったのが「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」だった。
  • また、植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)は酒粕由来の乳酸菌だった。
    食経験が長い安全な食品であるため、長期にわたり安心して摂取できる点も高評価だ。

実験風景

上:実際に乳酸菌を継代する様子
下:蛍光顕微鏡で乳酸菌の数を数えている様子

実験風景

動物試験やヒト試験でも効果が確認されているんですか?

井口また、酒粕由来の植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)は、「アトピー性皮膚炎の症状を緩和する効果」が実際に確認されています。これは先ほどの選抜のときの話(血中IgEを抑えたことを確認した試験)の後の話になります。

村上えっ!! さっきのとは別にまだすごい実績があるんですか?!

井口はい。まさにアトピー性皮膚炎に悩む方にぜひ知っていただきたい実験結果が出ました。こちらになります。

動物試験 新潟大学農学部食品科学研究室 原崇准教授との共同研究

アトピー性皮膚炎の症状を引き起こすマウス(NC/Ngマウス)に、「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」を含む餌もしくは通常の餌を与え、皮膚症状の変化を比較しました。

通常の餌を与えた場合

  • かゆみのため、耳を引っ掻いて出血しています。(上)
  • かゆみを起こすヒスタミンを放出するマスト細胞(紫色に染色された細胞)が多数みられます。(下)

K-2菌を含む餌

  • 耳の変化はほとんどありません。(上)
  • マスト細胞の数も少ないことがわかります。(下)
電球

「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」を投与することで、
亀裂や出血などの皮膚症状の緩和が見られました。

村上すごく顕著ですね…。わたしのようなアトピーに悩んでいる人が、この植物性ラクトバチルス乳酸菌を実際に摂取すると、どうなるんでしょうか?

井口はい、実際に私達は監修医のもと、アトピー性皮膚炎の患者さん33名の方を対象に、植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)の効果を確認する試験も行いました。こちらをご覧ください。

ヒト試験 監修医:九州大学大学院医学研究院 古江増隆教授 臨床医学部外科学講座皮膚科学分野

軽症から中等症のアトピー性皮膚炎患者(成人)33名に、12週間「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」200㎎、もしくは「プラセボ食品(植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)なし)」を摂取してもらう二重盲検試験(にじゅうもうけんしけん)を実施しました。皮膚症状は医師に、発症箇所は患者さん本人に評価してもらい、変化を比較しました。

【医師による評価】
全身の症状を医師が診察し、スコア化しました。

アトピー性皮膚炎 ヒト試験結果

  • 「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」摂取群は、医師所見スコアが有意に低下しました。(プラセボ群は有意差なし)

【被験者による評価】
被験者に発症箇所を赤く塗ってもらいました。

アトピー性皮膚炎 ヒト試験結果

  • 「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」摂取により、発症箇所が少なくなりました。
電球

「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」を毎日200㎎を摂取
することでアトピー性皮膚炎の症状が軽減しました。

村上すごい変化ですね…これだけ差が出てるなんて。

村上佳菜子さん

井口マウス試験だけでなく、ヒト試験においてもこのように明確な結果が得られているので、これを見ていただければ、植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)がアトピー性皮膚炎に有効に作用することが、わかっていただけるのではないかと思います。植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)は安全性試験もしっかり実施していますし、酒粕由来の食品なので、毎日安心してお召し上がりいただけます。村上さんのようなアトピー性皮膚炎に悩む方にも強くおすすめしたい乳酸菌です。

研究員井口さん

村上やっぱり安心できるものを毎日取ることで徐々によくなってくっていうほうが、使う側としても安心できるし、これだけ効果が実証されているものだったら、きっとみんなが納得できるんじゃないかなと思いますね。

村上佳菜子さん

まとめNOTE

  • マウスの試験では、植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)を投与することで、亀裂や出血などの皮膚症状の緩和が確認できた。また、ヒスタミンを放出するマスト細胞の数にも、たしかな差が確認できた。
  • ヒト試験では、植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)を毎日摂取することで、アトピー性皮膚炎の症状が軽減されることが確認できた。皮膚症状は医師、被験者本人には発症箇所を評価してもらい、変化を比較した結果となる。

植物性乳酸菌と動物性乳酸菌ってそもそもなんですか?

村上植物性ラクトバチルス乳酸菌のすごさはわかったのですが、そもそも乳酸菌ってどのようなものなんでしょうか。
「植物性」とか「動物性」とか、言葉はよく耳にするのですが。

井口乳酸菌は「乳」という字が入っているので、乳製品にしか含まれてないと思ってる方もいらっしゃると思います。
実際には、われわれ人や動物の口やおなかの中に住んでいるものもいますし、植物の表面にいたり、果物の傷みたいなところにくっついている乳酸菌もいて、生育環境は非常に多様で、いろんなところで生育できる細菌です。

研究員井口さん

井口なかでも、乳由来で、乳の発酵が得意なものを動物性乳酸菌といい、植物質の発酵が得意なものを植物性乳酸菌と呼んでいます。植物性乳酸菌というのは、乳由来の動物性乳酸菌と比べても、生育環境が非常に厳しかったり、栄養が乏しかったり、生育阻害物質などがあるところでも何とか生きることができちゃいます。そのため、植物性は動物性に比べて多様な機能があるのではないかと考えています。

村上なるほど、そうだったんですね。植物性ラクトバチルス乳酸菌は、そのなかでもまさに私のようなアトピーの悩みに役立つ乳酸菌だったわけですね。

井口はい。そのパワーと研究成果には、正直、我々自身も驚かされました。

最後に

村上亀田製菓さんが行ってきた研究について、また、研究の中で見事選び抜いた植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)について、とても詳しくお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

井口亀田製菓はお米のエキスパートではありますが、植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)の研究にも力を入れているということが、皆さんに少しでもお伝えできたなら、嬉しく思います。

村上わたしのようにアトピー性皮膚炎に悩んできた人にとっては、本当にありがたい情報だと思います。アトピー性皮膚炎の人もアレルギーの人も、今の時代、本当にたくさんいらっしゃると思うから…。

村上佳菜子さん

井口アレルギー疾患が増えてきた背景としまして、衛生仮説」というものがあります。
近代化が進んで住環境が非常にきれいになりすぎたことによって、微生物に接触する機会というのが幼少期から非常に減ってしまいました。悪い菌によって感染症が蔓延したりといったことは減ったんですけれども、微生物の接触が減ったことによって、I型アレルギーである花粉症とかアトピー性皮膚炎が増えたのではないかという報告もあります。

研究員井口さん

村上そうなんですね。確かに、清潔にしすぎるとかえってアトピー性皮膚炎になるって話は聞いたことあります。

井口なので、小さい頃から微生物を体内に取り入れて腸管免疫を刺激して、免疫バランス整えることが大切なんです。それによって、大人になってからのアレルギーを発症しにくくすることができると考えています。
生活環境の変化で出てきた疾患に対して、お薬で長期間にわたって治療するというのは、副作用の観点からしても、医療費の面でも、不安も負担も大きいことは間違いありません。

お薬と違って、食品ってやっぱり安全であることが第一条件だと思うんですけど、毎日安心して食べられる食品によって不快な症状が改善するのであれば、それに越したことはないと考えてます。そういうところに、食品にできる役割ってあるんじゃないかなと。わたしたち研究チームも、そんな想いを持ちながら日々研究に取り組んでいます。

村上安心して続けられるって、本当に大切なこと。本当に安心して摂ることができて、それでアトピー性皮膚炎が改善される、アレルギーが改善されるって…私たちにとっては、すごくすごく、うれしくて、夢みたいなことなので…ありがとうございます。

井口アトピー性皮膚炎やアレルギーに悩む方に少しでも笑顔になっていただくお手伝いができれば嬉しく思います。
亀田製菓の研究により、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状への有効性が確認された酒粕由来の「植物性ラクトバチルス乳酸菌(K-2)」は、専門家の間でも注目されています。
ぜひみなさんも、アトピーと乳酸菌の関係について理解を深めていただき、アトピーやアレルギーを持っていても気持ちよく過ごせるカラダづくりを目指してほしいと思います。

研究員井口さん

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